「転職サイトって使った方がいいの?」
使った方がいいです。
「アフィカス野郎のウザい記事かぁ…」と思った皆さん、スマホを閉じるのはもう少し待っていただきたい。この記事はわりとマジメに書いていまして、転職サイトを使ったことない人には結構有益だと思います。
びび
看護師が転職サイトを使うべき理由
転職サイトを利用すべきメリットは
- 時間効率の良さ
- 内部情報を知ることができる
- 面倒なことは担当スタッフがやってくれる
- ブラック企業の紹介はほぼない
など、いくつかあります。
圧倒的時間効率の良さ
定時で日勤が終わる保障なんてまったくない看護業界ですので、「さて、仕事が終わったしハローワークいくか」と思っても、すでに営業時間外なんてことも多いです。仕事を継続するかたわらで転職活動をするのはなかなか厳しいですよね。
一方で、転職サイトに登録していれば条件を伝えておくだけでそれに見合った求人を紹介してくれます。連絡方法をメールにしておけば、好きな時に見て好きな時間に返信ができます。そのため、私生活を犠牲にすることなく転職活動を行うことができるというのも大きなメリットです。
内部情報を知ることができる
医療機関の募集要項に「人間関係良好」や「残業なし!」と書いてあるのをよく見かけませんか?ぶっちゃけ人間関係悪くても「人間関係悪いです」とは書かないですよね。
びび
自分が今興味を持っている求人に関して、登録している転職サイトがそこへ紹介している実績があれば入職しているスタッフから内部の情報を収集することができるため、雰囲気や働きやすさなどを知ることができます。
転職サイトを使うべき理由として、情報量の多さというのはかなり重要なファクターと言えます。
面倒なことは担当スタッフがやってくれる
給与や雇用条件の交渉に関して自身で行える人はいいのですが、自分では言いづらいと人もいますよね。給与や雇用条件の交渉は転職の時が一番しやすいです。
びび
転職サイトを利用すれば交渉しずらい項目に関してすべて担当コンサルタントが行ってくれます。面接後、断りたいときも担当コンサルタントが代わりに断ってくれますので気をもむ必要はありません。
僕も何度か面接に同行していただいたことがあります。
1度就職の約束を交わした後に気持ちが変わってしまい、担当者に断ってもらったことがあります。本来であれば断れないパターンだと思いますが、その時の担当者さんは先方に謝罪してくれて断ることができました。
すべてのコンサルタントが同じようにしてくれるとは限りませんが、みなさんの味方になってくれることには違いありません。公共の紹介事業ではなかなかそこまでは望めないでしょう。
ブラック企業の紹介はほぼない
ハローワークや求人誌で常に人員を募集している医療機関てあるじゃないですか?それらがすべてブラックとは言いませんが、実際に短期間バイトで潜入した時、2件中2件がブラックでした。
参考
常に求人が出ている所はブラック?訪問入浴・訪問看護に潜入してきました!
ですが、このようなブラック企業は優良な転職サイトであれば掲載されていません。理由は医療機関に看護師を紹介しても、その看護師がすぐに辞めてしまえば医療機関からの紹介手数料を返金しなければならないからです。
そうなると転職サイトは長く働けるような医療機関を紹介しなければならないため、必然的にブラック企業は排除されていくということになるわけです。
ですが、これ1つで十分利用する価値があるというメリットがあります。それは「無料で医療機関の情報を提供してくれる」というところです。使うべき理由はこれに尽きます。
「え、ハローワークやナースセンターでも無料で情報収集できるやん?」て思いますよね?ハロワやナースセンターでとれる情報は
- 事業所名
所在地
就業場所 - 仕事内容
職種
雇用形態
必要な資格など - 労働条件
給料・賞与
就業時間
休日 - 会社の情報
- 選考方法
といった項目です。もちろん大事な項目ですけど知りたいところってそこじゃなかったりしませんか?僕はお金より働きやすさを重視して仕事を探すので転職の時は以下のことを重視して情報収集します。
- 新規入職者への教育体制
- 職場の人間関係
- 環境・設備
- 離職率
これらの項目ってハロワやナースセンターからの情報ではわからないんです。この辺の情報をとるにはそこに働いている人に聴くか、転職サイトから情報をとるかしかないんですよね。
びび
とは言え、
「しつこい」
「無理矢理転職を勧められた」
みたいな口コミもあったりするので利用することを躊躇してしまう看護師も多いと思います。僕が利用して、このように感じたことはないですが仮に上記のデメリットがすべて当てはまったとしても僕は転職サイトを使います。
理由は「無料で医療機関の情報を提供してくれるから。」です。
考えてみてほしいんですけど、皆さんにとって本当のデメリットはしつこい(と思われている)転職サイトを利用することではなくて、再度ブラックな医療機関に就職してしまうことじゃないですか?
例え転職サイトからの情報提供がしつこかったとしても、その情報が有益で結果的に就職への手助けになるのであれば使う価値はあると思うんです。
はぴこ
看護師の退職は本当に疲れます。
だからこそ、退職せずにすむ職場を見つける必要があります。そのためには「ハロワ行くのめんどくさい」とか「転職サイトしつこそう」とか言ってないで、まずはやれることをやりましょう。
看護師の転職サイトに対する不安を解消します
「転職サイトは使うべき」と言っても、利用したことのない人にとっては不安も大きいと思います。確かに「看護師転職サイト」というキーワードでググると
上記のような
「使わない方がいい」
「失敗」
と言ったネガティブなワードが関連キーワードに出るので不安になると思います。皆さんが思い描きそうな不安要素を1つずつ解決していきたいと思います。
「使わない方がいい」「失敗」というレビューについて
まず「使わない方がいい」「失敗」というレビューに関してですが、言い方が悪くて申し訳ないんですけど、こういった感想が出てしまう人は「転職サイトにおんぶに抱っこで丸投げしている人」だと僕は思います。
転職サイトに希望条件を伝えて、紹介してくれた医療機関に何の疑いもなく就職する。この流れでは確実に失敗します。転職サイトはあくまで情報収集のためのツールとして使うべきで最終的に決めるのは自分ということを認識すべきです。
びび
それは情報収集のためのツールにしか思ってないからです。情報収集の1ツールなので、もちろん他の方法でも同時に情報収集をします。その中で自分に合っていそうな職場を自分で選択します。
転職サイトに転がされてはダメです。
おいしい情報だけを効率よく収集する、逆にこちらが転職サイトをうまく利用して転がすくらいのスタンスで活用してください。そうすればデメリットになるようなことは特にないんじゃないかなぁと思います。
転職サイトってしつこいんじゃないの?
僕はしつこいと感じたことはありませんが一応対策もしています。対策は以下の2点です。
- 連絡は必ずメールにしてもらう
- こちらから依頼した要件以外の連絡はいらないと最初に伝える
これでしつこいと感じることはないと思います。連絡はメールがおすすめです、電話は意外と時間をとられるので。
びび
「こちらから依頼した要件以外の連絡はいらない」と伝えるのも無駄な時間を省くためです。皆さんの希望の条件を細かく伝え、それに見合った求人があればメールで詳細を送ってもらいましょう。
希望条件に合わない求人を紹介されても意味がないので、そういった連絡はいらないと伝えておけばOKです。
無理矢理転職させられることはない?
無理矢理はありませんが転職を勧めてくることはあると思います。ですが興味がないなら「NO」と伝えましょう。それで終わりです。
このご時世、下手な営業をするとたちまちネットで口コミが拡散されるので、しつこく転職を勧めてくるサイトはそうそうありません。ですが、イタいコンサルタントがいるのも確かなので
- コンサルの質が平均的に高いサイトを利用すること
- もし合わないコンサルにあたった場合は躊躇せずコンサルを変えること
これが大事です。合わないと思ったらどんどん変えるべきですね。
紹介されたら就職しなきゃいけないの?
そんなことはありません。
転職サイトの利用のコツはここだと思っていて、転職サイトは使うべきですがサイトを通して就職しろとは言っていません。
わりと勘違いしがちなんですが、サイトに至れり尽くせりしてもらったからといって紹介されたら就職しなきゃいけないということは一切ありません。
びび
転職サイトが贔屓(ひいき)にしている医療機関を紹介されるのでは?
転職サイトは看護師を転職させた医療機関から紹介料を受け取ることで運営しています。
そのため、紹介料が高い医療機関を「ここはおすすめですよ!」と良い情報を盛って勧められるんじゃないか?というのが一番不安に思うところだと思います。
びび
確認する術はないので憶測の域ですが、あると思っていた方がいいです。
なので僕の場合は気になる求人があった場合、他の転職サイトのコンサルからもその求人の情報をとります。そうすることでバイアスのかかった情報かどうかをある程度確かめることができるからです。
びび
始めてサイトを利用する場合は希望条件などのヒアリングがあるため、いきなり5社とか登録すると疲れてしまうと思いますが、1社だけ利用するというのはおすすめしません。必ず1社以上利用して求人情報の比較を行う方がいいと思います。
ほんとに無料で利用できるの?
看護師の転職サイトは無料で利用できます。ですがこれには1つ条件があって、厚生労働大臣認可の転職サイトであれば無料利用ができるということになります。
ですから、認可を受けていない転職サイトは絶対に利用しないようにしましょう。
転職サイトを退会することはできる?
できます。
退会フォームから退会するか、担当者に伝えればそれで完了です。
皆さんが不安に思うことはこの辺じゃないかと思います。こういった不安要素を見ると「これなら使わない方がマシ」と思う方もいるかもしれません。
確かにヒアリングやコンサルとのやりとりに多少時間がとられるので面倒ではありますが、情報不足でブラックにひっかかるよりはマシかなぁと。その辺を考えて利用するかしないかを検討してみてください。
転職サイトを選ぶ際に確認すべき3項目
では実際に転職サイトの利用を考えた時に、「どの転職サイトを利用すればいいのか?」ということなんですが、初めて転職サイトを探す方はネットで検索したりすると思うんですよね。ここで注意してほしいのが「1つのレビューだけを信用しない」ということです。
知っている方も多いと思いますが、転職サイトの紹介にはアフィリエイトというビジネスモデルが絡んでいることが多いです。ていうかネットでヒットする転職サイトのおすすめ記事はほぼアフィリエイトと思っていいでしょう。
びび
転職サイトに限らず
- Amazonの商品レビュー
- おすすめスマホアプリの紹介
など、あらゆるところでアフィリエイトが行われています。これは別に違法なわけではないんですが、皆さんにとって害になる可能性があるのが紹介料の高い転職サイトを勧めてるだけのレビュー記事にひっかかるというところです。
単刀直入に言うと勧めるべき優良な転職サイトを紹介せず紹介料の高い転職サイトを優先して紹介しているサイトもあるため、本当に優良なサイトはどこなのかという判断がつきにくいということです。
はぴこ
自分だけを棚に上げるわけにはいかないので言いますが、僕もアフィリエイトをこのブログで行っています。転職サイトのレビュー記事も書いています。もし読んでくださる機会があれば参考程度にとどめ、他の方のレビューも見てみることをおすすめします。
びび
ここでは「最低限これだけは確認した方がいい」という項目についてお伝えしておきます。
⒈厚生労働大臣認可の転職サイトを利用する
転職サイトに登録するなら必ず厚生労働大臣認可の転職サイトに登録しましょう。厚生労働大臣認可のサイトであれば無料で利用できますし、それほどハズれたサイトにはあたらないと思います。
⒉対応エリアを確認する
登録を考えている転職サイトが全国対応であればいいのですが、サイトによっては特定の地域に特化した転職サイトもあります。
北海道での就職を考えているのに、関東の求人に特化した転職サイトに登録しても意味がないので、対応エリアは登録前に確認しておきましょう。
⒊希望する雇用形態について
次に希望する雇用形態に関してですが、常勤・非常勤で働きたい場合と短期や派遣で働きたい場合とでは登録すべきサイトが別になります。
常勤や非常勤で働きたい場合
➡直接雇用向け看護師転職サイト
短期や派遣で働きたい場合
➡看護師派遣サイト
はぴこ
おすすめ転職サイトと利用時の注意点
一応、僕のレビューも載せておきます。登録するしないは別として、サイト利用者の1口コミとして参考にしてもらえればと思います。
おすすめ転職サイト3選
看護roo!
看護roo!のおすすめポイント
- 対応エリアの求人数・情報量が圧倒的に多い
- キャリアコンサルタントの質が平均的に高い
- サイトコンテンツの充実
看護roo!は東証一部上場企業の株式会社クイックが運営する看護師専門の転職サイトで、厚生労働大臣の認可を受けているので無料で利用できます。
対応地域は関東・東海・近畿エリアがメインのため求人に偏りはありますが、対応エリアに関しての求人数や情報量は他社の転職サイトより圧倒的に多く、関東・東海・近畿で仕事を探したいという看護師にとっては必ず登録すべき転職サイトと言えます。
また、看護roo!はキャリアコンサルタントの質が平均的に高いです。電話での応対はとても丁寧で、不要不急の連絡は一切ありません。ネットの検索窓に「看護roo!」と入力してみても
上記の図のように「しつこい」という関連ワードは出てきません。
これは日頃からサイト全体で丁寧かつ親切な対応を心掛けている証拠だと言えるでしょう。しつこさのない大手の転職サイトで安心してサービスを受けたいという方は看護roo!がおすすめです。
もっと詳しく
看護roo!の特徴とは?利用体験や口コミから見える看護ルーのメリット
看護のお仕事
看護のお仕事のおすすめポイント
- 対応が早い・24時間相談窓口開放などユーザーファースト
- 徹底した教育を行いプロのコンサルタント育成に力を入れている
- 全国対応かつ好条件求人を取り扱っている
看護のお仕事はレバレジーズメディカルケア株式会社が運営する看護師転職サイトで、厚生労働大臣の認可を受けているので無料で利用できます。
看護のお仕事はとにかくユーザーファーストです。対応はどこよりも早く転職相談窓口は24時間開放しています。転職したいユーザーを第一に考えた対応を会社全体で心がけています。
また、看護のお仕事では徹底したキャリアコンサルタント教育を行っています。看護師のサポートを行うため年間200講座を超える社内研修と35回以上のテストを行い、プロのコンサルタントの育成に力を入れている会社です。
びび
「働く前に、どんな職場かよくわかる」というキャッチコピーのように就職後のミスマッチをなくしたいという方は看護のお仕事がおすすめです。
もっと詳しく
【看護のお仕事】に登録するメリットとは?利用体験から見る特徴を分析
マイナビ看護師
マイナビ看護師のおすすめポイント
- キャリアコンサルタントの質は体感でNO.1
- 登録後のヒアリングがとても丁寧
- 全国対応で1求人についての情報量が多い
マイナビ看護師は大手人材紹介会社「マイナビ」が運営する看護師転職サイトで、厚生労働大臣の認可を受けているので無料で利用できます。
マイナビ看護師はキャリアコンサルタントの質が非常に高いです。マイナビ看護師はプロのキャリアコンサルタントが揃っているため僕たちユーザーに見合った求人を必ずピックアップし、医療機関との交渉を全力を行ってくれます。
びび
転職サイトの利用が初めての方や丁寧なコンサルタントに担当してもらいたいという方はマイナビ看護師がおすすめです。
もっと詳しく
マイナビ看護師の特徴とは?利用体験から見える登録のメリットを解説
転職サイト利用時の注意点
続いて、転職サイト利用時の注意点に関して簡単にまとめます。
登録後は電話がかかってくる
登録後、転職サイトによっては本人確認や、希望条件などを聴くために電話がかかってくることがあります。
というより、現在は登録後に電話で本人確認を行うのがスタンダードです。
例えば、ライバル会社が調査のために偽装登録をするようなことも考えられるため、本人確認というのは大事になってくるわけです。
びび
サイトスタッフは本当に転職したいと考えている看護師のみに対応したいというのが本音でしょう。そう考えると必要な措置と言えると思います。
はぴこ
転職支援金は終了しているところもある
以前は転職支援金をお祝いとして渡していたが、現在はそのシステムを廃止しているというサイトは結構多いです。ですが、ネットでは情報の更新がされておらえず、支援金が廃止になっているのに、「支援金あり」と謳っている記事も多く見受けられます。
はぴこ
びび
そのため厚生労働省は注意喚起をしており、「支援金などを支給して勧誘することは望ましくないですよー」と各業者に発信しています。
終わりに
僕は「自分の居場所を作る」というより、「居場所がないなら他で探す」というスタンスで今までやってきました。その過程で転職サイトを利用してきたのですが少なからず役にはたってます。
何度も言いますが、転職サイトに限らず使えるものは全部使うべきです。転職は就職する前が一番大事だということは就職に失敗した皆さんならわかるはずです。在職中もそうですが、辞めるのも相当体力消耗しますからね。ブラック引いたら終わりなんですよ。
そうならないようにこの記事が少しでも役立つことを願っています!