僕はですね、昔からずっと気になっている噂があるんですよ。
それは
常に求人が出ている職場はブラック?
という噂です。僕は転職経験が豊富でして求人情報というのは嫌というほど見てきました。
そんな中、確かにあるんですよ。
何ヵ月、何年経っても常に募集し続けている病院や施設。
びび
びび
といつも疑問に思っていました。
自らの目で確認することが一番早いだろうと思い、意を決して潜入したことがあります。
今回は「常に求人が出ている職場はブラックなのか?」という検証レポートをお届けしたいと思います!
びび
はぴこ
びび
はぴこ
さすがに長期契約する勇気はありませんでした。入ってみてほんとにやばいとこだったらTHE ENDですからね…
ですが派遣会社は何社か登録しているので、アンテナは常にはっております!
もし、短期契約できそうなブラックっぽい病院の求人があったらぜひチャレンジしてみたいと思っております!
びび
ではさっそくブラック?な訪問入浴と訪問看護の体験レポートをご紹介していきたいと思うのですが、その前に「ブラック企業とは?」について少し解説したいと思います!
Contents
ブラック企業とは?
ブラック企業という言葉はよく聞きますが、そもそもブラック企業の定義ってよくわかっていませんでした。
厚生労働省も「ブラック企業」についての定義はしていませんが、一般的な特徴として、
引用:労働条件に関する総合情報サイト【厚生労働省】
- 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
- 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
- このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う
と述べています。
びび
この特徴を見ると極端なノルマは課せられてないし、賃金も不払いではなかったので僕が潜入したところはブラック企業ではないのかもしれません。
ですが、生理的に
「やばっ…」
と感じたことは確かです。
今回のレポートは
- 常に求人が出ている
- 働いてみると思わず「やばっ!」と声が出てしまう
企業に関してのレポートだと思っていただければと思います。
ブラック企業体験記
:訪問入浴
訪問入浴とは
訪問入浴は自身で入浴が困難な方のもとへ訪問し浴槽を設置して入浴の介助を行う仕事です。主に3人でまわることが多いです。
訪問入浴を利用される方は介護度が高く、ほぼ全介助でケアすることが多いのが特徴です。
訪問入浴体験レポート
びび
1日でも2日でも出てくれるなら助かるとのことでしたので、空き時間で出勤できる時に出る契約をしました。
なるべく定時であがりたかったので超勤状況について伺うと、
スタッフさん
とのことでした。
「遅くなる日も」ということだったので、たいていは定時にあがれるのだろうという予測のもと働くことになりました。
1日目
初日は座学の研修。
研修の給与は時給でしたが県の最低賃金を下回る額でした。
2日目
2日目より同行訪問。
通常3人でまわるところを4人でまわる感じですね。
見学させていただきながらできるところを介助する感じでした。わりとスケジュールがこみこみで昼食をとる時間がつくれず、昼休憩は5分でした。
3日目
スタッフさん
びび
びび
びび
同行訪問ではなく、3人訪問……
「ちょっ、ちょ、待てよっ!!!」
思わず心の中であの名台詞が飛び出しました。
「まじかぁ。」
せめて一通り利用者さんをまわれるまでは同行訪問がよかったけど甘いのかなぁと思いつつ、時間は待ってくれません。
出発前にとにかくできるかぎり利用者さんの情報収集を行い、いざ訪問へ。
この日もスケジュール上はお昼はとれなさそうな予感…
びび
と涙目でポジティブシンキングw
ですがちょうどお昼の時間帯に入っていた利用者さんからキャンセルの連絡が入ったのでお昼はとることができました♪
さて後半戦!
着実にケアを重ね、最後の利用者さん。最後の方は17時からの入浴でケア時間も長く、退室したのは約18時半。
会社に戻って後片付けや記録やらやっていると終わったのは20時くらいでしたね…
同行してくださったスタッフさんに
びび
と聞くと
スタッフさん
とのこと。
びび
このとき、清々しいほど
「ここ、やべー!」
と感じました…
スタッフのみなさんも平気で19時、20時と残っていました。
はぴこ
びび
はぴこ
例えば派遣の場合、わりと高い日給でつってくるところもあるんですが、ふたを開けてみると一番件数の多いコースに行かされ、拘束時間が長く、時給換算すると微妙だったなんてこともあります。
派遣でいくなら日給ではなく時給がおすすめ(拘束時間要確認)!
びび
はぴこ
ちなみに2500円級の時給狙うなら看護のお仕事派遣がおすすめです!
びび
ここの入浴はスタッフさんはみんな好い人だったんですけどね……
長くは続けられないと思いました。
- お昼は食べられたらラッキー
- 17時台の入浴は当たり前
- 日給や実績給は要注意!時間当たりの単価が高いところを見極めるべし!
読んでいただいてわかる通り、常に求人が出ていたこちらの訪問入浴はブラックだったと言っていいと思います。
びび
はぴこ
ブラック企業体験記
:訪問看護
訪問看護とは?
訪問看護は在宅で療養する利用者さんのもとへ赴き医師の指示に従い必要な看護を提供する仕事です。
訪問看護体験レポート
駅近の訪問看護で、ずーっと求人が出ているステーションがありました。かなり給与はいいし、人の流れもある駅の近くなのにどうして常に足りないのか。
自分が働いていたステーションがつぶれたときに試しにいってみたんです、その駅近のステーション。
びび
僕は一応経験者だったので研修はがっつりいらないでしょうということになりました。
それでも一通り利用者さんに挨拶させてもらったり、どんな看護をしているのか見せてもらうまでは同行訪問させてくれるのかなぁと思っていたら…
はぴこ
「ちょっ、ちょ、待てよっ!!!」
(2回目…)
びび
はぴこ
数回同行訪問したらあとは一人で回らされました。まぁそれはいいです、そのほうが気楽ですし♪
ですが、そんな平穏な日々は束の間…
いきなりオンコール当番をやらされることになりました。
時間外に何かあった場合、臨時で訪問するシステムの略称
びび
オンコールで呼ばれるということは緊急時のことが多いわけで、利用者さんの状態や、かかりつけ医療機関、対応方法などを把握しておく必要があります。
もちろんターミナルの人もいるわけで、せめてそういう利用者さんのとこには一度挨拶にまわっておきたいというのが本音でしたが、それは叶いませんでした。
びび
はぴこ
前職のステーションがつぶれるときも、親しいケアマネさんに
ケアマネさん
と聞かれ、
びび
と伝えたら、「あそこはいい噂聞かないよ」と言われましたが、その意味が入って早々わかりました。
会社はとにかく利益主義。
訪問スタッフは兵隊のように使い、辞めればまた補充。そこそこの給料を提示しているので人は来るのでしょう。金でつってる感じでしたね。
インセンティブもあり、頑張れば収入があがるシステムだったので稼ぎたい人にはよかったと思います。
びび
はぴこ
びび
オンコールを持つ頻度、出動する頻度も多く、身体の負担も大きかったので契約を更新することなく辞めました。
研修がないから…
身体の負担が大きいから…
イコールブラックなのかといったらそうではないと思いますが、
常に求人が出てるとこはやばいのか
という今回のテーマで考えてみると自分の評価は「やばかった」と思います。
はぴこ
びび
- いくら高給与でつっても、環境・労働条件が悪ければ人は定着しない
- 思わず「ちょっ、ちょ、待てよっ!!!」と出てしまう職場はろくなとこではない
- 自分の身を守るためにも、安易にオンコールは持つな!
こちらの求人も白か黒といったら黒だと思います。常に求人が出ていた2件の求人は2件ともブラックだったという検証結果になりました。
おまけ
最初に就職した病院
常に求人が出てる病院に挑戦したことはありませんが、最初に就職した病院もそれなりにブラックだったと思います。
かなり昔のことなので今は変わってるかもしれませんけどね。あの当時は同期みんな、かなり絞られてました。
ひどいときは3交代の深夜入りなのに日勤が終わらず、そのまま深夜いりさせられてる同期もいました。
はぴこ
びび
新規の訪問看護
訪問看護の立ち上げに関して勉強したかった時に、新規のステーションがちょうど人員を募集していたのでそこでお世話になった時の話です。
管理者さん
びび
管理者さん
びび
物品も当たり前にあると思ったらダメなんですね…w
終わりに
さて、僕のブラック体験記はこんなところです。
今回の2件の求人はハローワークでの求人です。ハロワやナースセンターのような公共事業は広告料がかからないため多くの企業が利用しますが、その分求人の質が低い可能性があるのも事実です。
一方で転職を成功させることで報酬を得られる看護師転職サイトは看護師がサイトを通して就職しないと報酬が得られないため良質な求人を厳選しています。また就職した看護師がすぐに離職した場合、紹介手数料を返金しなければ返金規定を設けている転職サイトもあるため、結果的にブラックな求人は排除されやすいという性質があります。
びび
みなさんの職場環境はどうですか?劣悪な職場環境は自分を苦しめるだけです。
びび
はぴこ