看護師になるためには看護師資格を取得しなければなりません。看護師資格を取得するためには看護師国家試験に合格しなければなりません。
この記事では
- 看護師国家試験合格のためにすべき対策
- 看護師国家試験合格のための勉強法
などについて解説していきたいと思います。
看護師国家試験対策.1
相手を知る
何事も攻略するには相手を知ることが大事です。皆さんは看護師国家試験についてどれくらい知っていますか?
びび
看護師国家試験概要
試験日 | 2月中旬から下旬 |
合格発表日 | 3月下旬 |
試験科目 |
|
試験時間 | 午前 2時間40分 |
問題数 | 必修 : 50問 |
受験者数 | 年間5万人から6万人 |
合格率 | 約90% |
知っておくべき国試の特徴
ここで注目したいのが
- 試験時間と問題数
- 合格率
の2点です。
試験時間と問題数
看護師国家試験の試験時間は
- 午前 2時間40分
- 午後 2時間40分
です。この5時間20分で計240問の問いに答える必要があります。つまり、1問解くのにかけられる時間は1分ちょっとということになります。
これを把握していないと時間配分を間違え、「すべての問題を解くことができなかった」なんてことが起こり得ます。
びび
はぴこ
合格率
もう一つ重要なのが合格率です。こちらのグラフをみてください。
画像引用:看護roo!
「合格率が高い」というのも1つの特徴なんですが、もう1つの特徴として「90%の合格率からほぼブレない」というのがおわかりいただけると思います。
びび
一方で、合格のためのボーダーラインはどうでしょうか。
画像引用:看護roo!
上の図は過去10年間のボーダーラインの推移になります。142点~167点と幅が結構ありますよね。皆さんはこの2つのデータを見てどう感じたでしょうか?
僕の感想は
・点数は関係なさそう
・下位10%に入らなければ受かる
です。
これらのデータから国試は高得点を取る必要はないということがわかります。下位10%に入らなければいい試験なんです。
このように敵(看護師国家試験)の特徴を知れば対策が見えてきます。国試合格のためには、まず相手を分析するところから始めましょう!
看護師国家試験対策.2
点数はいらない、落ちないことに徹底
対策1で「看護師国家試験の特徴」について確認しました。繰り返しますが
国試合格のカギは「下位10%入らない」
これだけです。
びび
- 体調を整える
- 気持ちを整える
- 必修問題対策をする&80%以上正解する
- 時間配分を間違えない
- マークシートを間違えない
- 遅刻をしない
- きちんと勉強して試験に臨む
読んでわかると思いますが、どれも基本中の基本です。ですが看護師国家試験に落ちてしまう人はこういった基本が欠けてしまったがために落ちてしまうんだと思うんです。
裏を返せば、基本がしっかりできていて、きちんと準備したのであれば下位10%に入る理由はないと思います。
びび
看護師国家試験対策.3
講義を無駄にしない
皆さんは看護師資格取得のためにけっして安くない学費を払い、学校に通っていますよね。
授業をしてくれる先生や講師はその分野に精通している看護師やドクターだったりするわけで、このプロフェッショナルたちの話を聞き流してしまうのは非常にもったいないですよ。
びび
僕自身はといいますと、正直マジメに講義を聴いていませんでした。
はぴこ
言い訳じゃないんですけど、どうしても医療素人の学生時代は講義の内容がすんなり入ってこないんですよね。ですが今思うと、ほんとに貴重な話ばかりだったのでもったいないなぁと後悔しています。
びび
看護師国家試験対策.4
国試合格のための勉強法
看護学はとにかく暗記
看護学はとにかく暗記です!
なぜなら、数学のように答えを導きだすまでのプロセスが大事になるというような場面は少ないからです。
びび
ただ単に文字をそのまま覚えればよいというわけではありません。
- 覚えたいワードに関連するワードと一緒に覚える
- ワードの前後関係、またそのワードが導き出される根拠と一緒に暗記する
こうすることで理解が深まり、自分の中に知識として刻まれます。
ただ文字を読んで覚えるだけではうわべだけの暗記になってしまい知識として身についていないので、しっかり身につく暗記をこころがけましょう!
国家試験対策に使える参考書
びび
あれもこれもと手を出し内容の把握が中途半端になるよりは、参考書を絞って集中的に何度も読んだほうが知識として身につくと思っています。
実際に僕が使った参考書は教科書以外にレビューブックと過去問の2冊のみです。
びび
レビューブックは好みに任せるとして、過去問は絶対に解いておくべきマストアイテムです!
- 国試の出題構成がわかる
- 実践に慣れることができる
- 時間配分を体に覚えさせることができる
など、様々なメリットがあります。
びび
役割が終わった教科書や参考書の有効活用
国家試験が終わったあと、継続してお世話になる教材とそうでないものが出てくると思います。
新しい職場では、さらに身につけなければならない知識や技術があるため、新たに参考書を購入することもあるでしょう。ですが、学生時代に使っていた教科書などを抱えたままでは部屋はどんどん狭くなる一方です。
びび
その理由と方法についてまとめた記事がありますので、ぜひこちらも読んでいただければと思います!
びび
はぴこ
まとめ
最後に国家試験対策のまとめをしたいと思います!
- 高得点を取る必要はない
- 下位10%に入らない対策を
- 心身を整える
- 必修問題対策をする
- 時間配分を間違えない
- マークシートを間違えない
- 遅刻をしない
- きちんと勉強して試験に臨む
- 講義を無駄にしない
- 過去問は絶対に解いておく
1人でも多くの看護師が誕生し、活躍することを心より願っております!