僕が在宅看護の世界で働きたいと思った最大の理由は、
「いつか看護師という資格を活かして自分の会社をつくりたい」
と思ったからです!
病院を経営するのは難しいですが、居宅介護支援事業所や訪問看護ステーションは個人で開業することも不可能ではありません。
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びび
働いていれば成功、失敗、クレーム、トラブルと色々あるわけですが、ステーション運営で一番重要なのはこれだっ!と感じたものがあります。
訪問看護が潰れないためには人選は超重要
訪問看護ステーションを運営していくには収益がないと成り立たないわけで、顧客が見込める地域やライバルが少ない地域をリサーチして開業すると思います。
もちろん大事なことです。
ですが、よっぽど間違った場所で開業しない限り、普通に運営していれば顧客を獲得することは難しくないはずです。
経営が行き詰まったり破綻してしまう原因が「人」
破綻する原因は色々あると思いますが、その原因の根幹はスタッフ間トラブルや人員不足だと僕は思っています。
なぜなら訪問看護には配置すべき人員基準が定められており、それを下回った場合にはステーションの運営はできなくなるからです。
はぴこ
びび
基準を下回らなくとも、業務ボリュームと人員のバランスが悪ければスタッフの負担が増え、新規の顧客を獲得することを制御しなければならなくなります。
またスタッフの負担は離職につながることもあるため、結果的に人員基準を下回ることにもなりかねません。
はぴこ
びび
一度、崩れ始めたステーションは新規スタッフが入っても、
- 十分な教育を行う余裕がない
- 売り上げが少ないため十分な給与を掲げられない
などの理由で、すぐに辞めてしまうということが多々あります。そうなると負のスパイラルで、バタバタと崩れていきます。
訪問看護を潰さないために必要な要素とは?
訪問看護ステーションを潰さないためには適切な人材を雇用することが超重要です。
はぴこ
びび
特に開業する際はたいてい管理者とその他にスタッフ二人で人員基準をみたし、スタートすることが多いと思います。
スターティングメンバーはステーションの基盤となるため非常に重要です。人員選定で注目すべき点は以下の2点です。
- コミュニケーション能力
- 問題解決能力
コミュニケーション能力
訪問看護は基本的に一人で回るので気楽な個人プレーのような気もしますが、スタッフ間でコミュニケーションをとらなければ絶対に仕事はできません。
これは訪問看護に限らず、看護職の基本ですよね。
びび
問題解決能力
訪問看護のような小さいコミュニティで仕事をする場合、うまく調和を保ちながら仕事するということが意外と難しいんですよね…
びび
調和を保ちながら仕事ができるということは非常に重要なファクターで、これができるかできないかの境目がコミュニケーション能力や問題解決能力があるかないかの差だと思います。
前述していますが、調和はどこか一ヶ所でも崩れると大被害になることが多く、露骨に業務や経営状況に影響してきます。
はぴこ
人選には“看護師”という性質を知ることが大事
はぴこ
びび
はぴこ
びび
条件や職場環境が悪ければすぐに見切りをつける!それが看護師です。
仕事に困ることはないですからね。
もちろんへりくだる必要はないのですが、そういった性質を理解した上で関わる必要があると思います。
訪問看護を潰さないためには先行投資が必要
上記でも記述していますが、条件や職場環境が悪ければスタッフは定着しないです。
特に立ち上げ時にありがちなのが、売り上げ重視でスタッフがオーバーワークになり、結果的に離職してしまうということです。
先行投資が必要な理由
会社側としてよくある建前が
- 賞与は出したいが利益が出るまで我慢してほしい
- スタッフを増やしたいが増員分の人件費が賄える顧客がついてからにしたい
という意見です。
もちろんその気持ちはわかります。
ですが、ワークバランスが悪ければすぐに見切りをつけられてしまうでしょう。そのため、ある程度の先行投資は必要になってきます。
売り上げてから還元ではなく、投資してから回収する
スタッフの満足度が上がれば仕事の質も向上します。
先行投資は資金がない企業では難しいとは思いますが、最初に絞って売り上げがでたら還元というやり方は結果的に遠回りになりかねません。
はぴこ
びび
終わりに
とはいえ、面接の段階で適した人材を見抜くのは難しいですよね…。会社側として「人材を育てる」という部分に注力することも大事になってくると思います!