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病棟経験の長い看護師が在宅看護で失敗する唯一のパターン

僕は病院を辞めてからずっと在宅看護の世界で働いているんですが、その間、色んな人と一緒に働きました。一緒に働いた人の中には数日で辞めた人や数週間、数ヵ月で辞めていった人もいます。まぁ理由はそれぞれあると思うのでそれはいいんですが、その中で「またこのパターンかぁ」と思ってしまうほど多かった失敗パターンがあるので、今日はそのことについて書いていきたいと思います。

在宅看護で失敗する看護師に多いパターン

在宅で失敗する看護師に多いパターンは

病院色の強い看護師がマウントを取りにかかった場合

です。たぶん意味がわからないと思うので細かく解説していきます。

病院色とは?

まず「病院色」というワードなんですけど、病院で働いてる看護師って色んな意味で強い感じがしませんか?偏見だったらごめんなさい。もちろんそういう人ばかりではないと思うんですが、病院に入院しているのは患者で、ほとんどの患者は治療を目的に入院しているじゃないですか。なので指示が通りやすく、悪い言葉を使うと“主従関係を作りやすい環境”だと思うんです。

そんな環境で働いていると「患者は治療に来ている。そのために私たちは医師の指示を遂行する必要がある。患者にはそれを受け入れてもらう必要がある」という思考になりがちだと思うんです。

びび

僕はわりとそうなっちゃってました…

先ほども書きましたがみんながみんなそうではないと思います。ですが「病院」というテリトリーの中で、その環境の強みを最大限に利用している、または知らず知らずのうちに利用してしまっている強い看護師のことを総称して「病院色の強い看護師」と表現しています。

で、そういった看護師さんたちが在宅に行って病院色の覇気を使うと覇王色にやられてしまうわけです。これもわかりづらいと思うので、僕が実際に見た中で多かった2つのパターンを例に説明したいと思います。

パターンその1 できる看護師アピール

入職して初めて利用者に会う時って自己紹介すると思うんですけど、この時に「自分は出来る看護師」ということをアピールしたいのか

  • 看護師としての経験年数
  • 持っている資格すべて
  • 就いてきた役職
  • 看取った患者の数

等を細かく伝え、「私がいるから大丈夫」「私があなたを治してあげる」と言わんばかりの人がいらっしゃいます。これを聞いて安心する人もいるとは思いますが、僕が見てきた感じではウケはあんまりよくなかったです。

パターンその2 間違いを否定する看護師

利用者の生活や介護者が行っている介護を頭ごなしに否定する看護師。このパターンが失敗するのは誰でもわかりますよね。だけどこれって意外とやりがちなんですよ。やってる看護師も悪気はなかったりするんですよね。あきらかに間違ってることしてたら注意したくなりますよ、まじめな人ほどそうだと思います。

医師の指示にしても、まじめな看護師であれば医師の指示を守れていないところをみたら指摘すると思うんです。なんですが、これを最初にやると「もう来なくていいわ」と言われて終わります。

MEMO
当たり前ですが命に関わるような間違いは訂正してあげたほうがいいと思います。

在宅って病院みたいに退院がないから、利用者とはわりと長い付き合いになることが多いです。そういった世界で最初の関係性作りに失敗するとどうにもならないんですよね。いわゆる“出禁”になると行くとこなくなっちゃいますから。そうなると仕事がなくなるだけでなく、そのしわ寄せが他のスタッフにいくので何一ついいことがありません。この状況に陥って辞めていく看護師をめちゃくちゃ見てきました。まじで多かったです。

在宅看護で失敗しないためには

じゃあどうすればよかったの?

はぴこ

びび

これが正しいとは思いませんが一応僕なりの考察をしてみたいと思います。

まずパターン1のケースですが、僕は真逆の方がウケはいいと思います。“できる看護師”をアピールするより「在宅の世界はじめてなんで色々教えてくださいね」くらいのほうが最初のあいさつとしてはいいんじゃないでしょうか。

びび

皆さんが“できる看護師”ということは、自分から伝えなくても関わりの中で自然と伝わっていきますよ。
「能ある鷹は爪を隠す」ね!

はぴこ

次にパターン2の方ですが、在宅の患者や家族って長い闘病生活・介護生活の中で自分の生活や介護にこだわりを持っている方が多い印象です。それを否定されると自分自身を否定されたような感覚に陥ってしまうんですよね。

とはいえ間違っていることは正してもらう方がいいとは思います。やり方を工夫しましょう。関係性の出来ていないしょっぱなに「その方法間違ってますよ」と言っても門前払いくらうのは目に見えてます。とりあえず一回全部受け入れましょう。間違ってることも全部。正解をいち早く押し付けるより、まず最初に関係性を築くことの方が重要です。

関係性が構築できればあなたの言うことにも少しずつ耳を傾けてくれるようになります。そうなってから指導するほうが賢明です。

びび

たとえそこまでに時間がかかったとしても、最初に門前払いをくらって解決の糸口が皆無になるよりマシです!

これは在宅看護に限ったことではありませんが、特段在宅では患者やその家族との関係性が重要だと感じます。クレームなんかも関係性の構築された対象からは少ない印象です。仮にあったとしても解決が容易に済むことが多いと思います。

これから在宅看護をやってみたいと思っている方は今回の記事を頭の片隅にでも置いていただけると幸いです。

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