僕は看護師の中でおそらく転職経験の多い部類に入ると思います。ということはその数だけ退職しているわけですが、今回はその時の「辞めたい理由」についてまとめてみたいと思います。
というのも
- 看護師を辞めたいと思ったことはある?
- 仕事を辞めたいと思った理由は?
という相談がわりと多いんですよね。SNSを見ていてもそれは感じます。
これは
僕の底辺看護師人生が皆さんのお役にたてる数少ないチャンスだ!
と思いパソコンに向き合っています。
この記事では退職した時の実例と共に退職した理由・退職の意向を示した時期・退職の方法についてお話していこうと思います。
びび
病院看護師を辞めたいと思った理由
僕が病院で働いたことがあるのは2ヵ所です。
看護師になりすぐに就職した病院と、そこを退職してしばらく経ってから就職した病院です。
最初に就職した病院
看護師になり最初に就職した病院は3ヵ月で辞めてしまいました。
詳しい理由はこちらで話しています。
この時はもう一番最悪な辞め方だったと思います。
ある時気持ちの糸がプツっと切れてしまい、仕事を休みたい旨を師長に電話で伝えました。
当初は辞めるつもりはなかったんですけど休職が長くなれば長くなるほど仕事に行きづらくなってしまい、電話で退職したい事を師長に伝えたと思います。
びび
本来なら退職に関する書類なども書かなければならないはずですが僕は休職以降、病院には行ってないと思います。おそらくそのまま手続きすることなく辞めてしまったと記憶しています。
もしかしたら郵送かなんかで書いたかもしれませんが…
びび
はぴこ
2回目に就職した病院
最初の病院とは正反対でここは一番まともに辞めた気がします。
もともと僕は「在宅看護の勉強をして、訪問看護を立ち上げたい!」という夢があったので、長く病院に勤めるつもりはありませんでした。ある年、3月末で退職したい旨を2ヵ月前の1月に師長に伝えました。すると「ダメ」というお返事。
確かにもう少し早めに言った方がよかったかなぁなんて思いながら、別にすぐに辞めたいわけでもなかったので「じゃあ来年の3月で辞めます」と伝えました。
退職届はその時に提出せず、退職する半年前くらいに出したと記憶してます。だいたい毎年師長との面談があったのでその時に再度退職の意向を伝え退職届を一緒に提出しました。
びび
施設看護師を辞めたいと思った理由
僕は病院勤務を辞めた後、在宅系の仕事をいくつか経験しました。その中で「施設」で勤務した時の辞めたい理由をまとめていきます。
サービス付き高齢者向け住宅
ここはもともとこの施設に興味があったのではなく、新規訪問看護ステーションのオープニングスタッフを募集していたので就職した施設でした。
ステーションのたちあげに関わりながら施設で働くみたいな。
ですが就職してみると訪問看護の希望者は僕以外まったく来ず、必要な人員基準を満たせないまま月日が流れていきました。
びび
訪問看護のスタッフを待ち続けること1年…とうとう2.5人を上回ることはありませんでした。
僕がこの時やりたかったのは訪問看護だったので退職することを決意。退職の意向は直属の上司に伝えました。
その上司は僕が訪問看護をやるために就職したことも知っていたし、訪問看護ができないならいる意味がないということも常に伝えていたので話は早かったです。
介護老人保健施設
ここはサ高住の次の職場になります。状況はまったくサ高住と同じで、母体は施設なんですけど新規で訪問看護ステーションを立ち上げるということでオープニングスタッフを募集していたわけです。
ですが訪問看護で働きたいというスタッフが僕しか応募されておらず、訪問看護事業を始めるのに必要な人員が揃っていなかったので、集まるまで老健を手伝ってほしいという経緯から施設でしばらく働くことになりました。
はぴこ
びび
なぜ僕が新規のステーションばかり狙っていたかというと前述している通り、いずれ自分で訪問看護を立ち上げてみたいという思いがあったからです。新規のステーションであれば立ち上げから関われるため勉強になるだろうと思っての策でした。
びび
はぴこ
びび
それでも採用になったので一応就職してみました。そして案の定訪問看護が立ち上がることはありませんでした。
3ヵ月経過したのち、「お約束ですので」と言っても「はい、わかりました」とはなりませんでした。僕は施設看護師要因としてしっかり組み込まれていたんですよね…
ですがそれは施設側の勝手な都合なので僕には関係ありません。施設側としては苦肉の策だったのでしょうけど、とにかく訪問看護の人員を探すからもう2ヵ月待ってほしいと言われました。
はぴこ
びび
訪問看護師を辞めたいと思った理由
そんなこんなで色々ありましたが訪問看護での仕事もいくつか経験させてもらいました。ここでの話は僕が管理者をしていた時の話です。
ある時書類監査の通達が本社に来たらしく、それを上司から聞きました。それと同時に「今までの契約書や書類を全部見直せ」という指示。
びび
書類の不備がひどかった。
この“書類の不備”をめぐってはめちゃくちゃ上司とバトりましたね。
ただ尻拭いすればいいだけならやりましたよ。ですがどうしても腑に落ちないことまで強要されました。ほんとは全部書きたいんですけどやめておきます。とにかくこのことで会社の意見を受け入れられず退職を決意しました。
管理者の責務として、契約中の利用者さん一人一人に説明し、それぞれの利用者さんの後継のステーションを確保してから辞めました。
はぴこ
びび
全部終了したことを上司にメールで伝え退職届を本社に郵送して辞めてやりました!
びび
はぴこ
「辞めたい」と思う看護師に伝えたい事
こうやって振り返ってみると最初に就職した病院を退職した時以外は“訪問看護で働きたい”という信念で退職してるんですよね。そう考えると「偉いじゃん!」と自画自賛w
まぁそれでも長続きしてないことに変わりはないんですが。
そんな中、何度か退職を経験した自分が皆さんにお伝えしたいことは
“辞めたいならすぐ辞めるべき”
です。
週のうち約5日、1日のうち8時間仕事をするわけで、その時間を合わない環境でやりたくもない仕事に費やすのは1分でももったいないですよ。
退職を躊躇する理由に「自分が抜けることで会社や同僚に迷惑がかかる」ということを考える人が多いと思いますが、皆さんが抜けた後の人事を考えるのは会社の役目です。皆さんが心配することではありません。
会社や同僚を人質にその言葉を投げてくる上司も多いですが、それはスルーしましょう。それをいちいち真に受けていたらいつまでたっても自分の人生を歩けません。
必ず皆さんも何かしらの目標があるはずです。その目標は今いる場所から見えていますか?
自分の居場所は自分で探さなければなりません。
- 今いる場所からは目標が見えない
- 今いる場所は自分がいるべき場所ではない
- 今いる場所に自分の居場所がない
という人は今すぐ行動に移ることをおすすめします。ぜひ皆さんが行くべき場所を探してください!