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「僕は看護師に向いてない」長きにわたる自問自答に終止符を打ちました

看護師になり10数年が経ちました。特に何があったわけでもないんですが、かねてから自問自答していたあることについて自分の中で結論を出しました。

それは

「自分は看護師に向いてない」

ということです。

 

僕は看護師になり最初に就職した病院を3ヶ月で辞めました。

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自分は看護師に向いてないと思って辞めたわけですが、この時というのは一言でいうと衝動的に辞めてしまったという感じで本当に看護師に向いてるか向いてないかなんてまだまだ判断できなかったと思います。というかわかるはずないですよね、たった3ヵ月では。

 

ですがあれから10数年…

褒められるような経歴ではありませんがなんとか看護師を続けてきました。

びび

まだまだひよっこですが結論を出してみるには十分な期間が経過したと考えています。

今日まで事あるごとに考えてきた「俺は看護師という仕事に向いているのか向いていないのか」という疑問。結局今になっても気持ちが変わらないということはおそらく向いていないのでしょう。

 

決して自暴自棄になってるとか、この記事を読んでもらった読者さんに慰めてほしいとか、そういうことを思っているわけではありません。めちゃくちゃ冷静ですし、向いてないからといって何か今後の生活が変わるのかといったら何も変わりません。

 

「変わらないならいちいちそんなネガティブな自己評価しなくてもいんじゃね?」

と思うんですが、自分が今日まで考えてきた中である“気づき”があり、それが僕と同じように「自分は看護師に向いてない」と感じている看護師さんにとって希望になればと思いこの記事を書いていきます。

看護師に「向いている向いてない」ってあるの?

看護師に「向いている向いてない」ってあるの?の画像

そもそも「看護師に向き不向きってあるの?」って感じですよね。向き不向きって別にないと思ってます、あっても僕にはわかりません。

ではどうして向いてないと思うのか。これ、もう結論になっちゃうんですけど僕は看護師に向いてないんじゃなくて看護職が向いてないんですよね。

「看護師」ではなく「看護職」に向いてないと思う理由

「看護職が向いてない」というのはどういうこと?

はぴこ

びび

それはね、人とからむのが嫌だから。

僕の場合はとにかく人と関わって仕事をするのが苦手です。いや苦手になってしまったというのがほんとのところです。

看護師になり仕事をするようになるまでは考え方もポジティブで何事にもわりと積極的な性格だったんです。飲み会とかも好きだったし、人と関わることを苦痛と思ったことはありませんでした。

ですが看護師として働くようになってからその性格は一変しました。

  • 嫌な仕事を押し付けてくる先輩
  • 休憩室で聞かされる陰口
  • 緊張の連続の中で繰り出される先輩や医師からの尖った言葉

なんかもう人間の嫌な部分を見すぎてしまったというか、人と関わるのがとことん嫌になっちゃったんですよね。もちろん自分にも欠点はあるので人のことばかり言えるわけではありません。ですがそれを考慮しても自分には耐えられないほどの環境でした。

普通だったらそういうことにも耐性がついたり、スルーする術を身につけ成長していくものだと思うんですが自分はダメでした。

もともとメンタル弱いもんね…

はぴこ

びび

(…チッ)
それに育った環境もぬるいもんね…

はぴこ

びび

(…チッ 泣)

ちょっとしたことでも心に負荷がかかり解消する前に蓄積されていく。そんなことを繰り返しているうちに人と関わることが心底嫌になってしまいました。

びび

これって看護職を行う上では致命的なんですよね…

特に病棟なんかでは

  • 24時間365日看護が継続しているため報告や連絡は非常に大事
  • チームで動くこともよくあるので個人プレーに走ることはできない

など必ず人と関わらなければならない要素があり、ただ関わるだけでなく高度なコミュニケーション能力が必要な仕事だと思っているので、そんな中で人と関わるのが苦手となってしまってはもうスムーズに仕事なんかできないわけです…

 

元々そうなる素質は持ってたんだと思います。

  • 自分のミスで業務に支障をきたすことは絶対に許されない
  • リーダーでもないのにスタッフの業務状況が気になってしまう
  • 送りで「これお願いします」が言えないからすべて自分でやってしまう

もうね、とにかく気を使ってしまうんです。というよりそういう性格になってしまった。仕事を完璧に行いたい、自分のミスでスタッフに迷惑をかけたくない、そんなことを考えているうちに神経質な性格になっちゃった気がします。

びび

自分のミスで迷惑をかけたくないというより、結局は迷惑をかけてぐちぐち言われるのが嫌なんですよね。

だから自分を守るために完璧に仕事をしたい、そうすれば何も言われずにすむ、そんな思考からだんだんこんな性格になっていった気がします。

 

物品は必ず補充してから帰ったし、カルテの温度版(昔は紙が多かったw)は残り少なければ必ず日付を記入し患者の名前を書いて補充してました。

当たり前のことだけどやらない人もいるもんね…

はぴこ

それで気にならない性格ならいいんですけど

びびさん、なんでなくなるのわかってて補充しないの?

看護師

と言われるのが嫌でそうしてました。実際言われたことないんですけどね。言われる前にやるから。そんな性格になってしまったもんでとにかく気疲れが多くなりました。

 

それと看護師って誰の業務かわからないグレーな業務多くないですか?

例えば緊急の入院を誰がとるのかとか。だいたいそんなのはリーダーが采配したり手があいてる人がとったりすると思うんですけど、こういうグレーな業務を自分がやっちゃうんですよね。

「“誰がとる?”っていう無言のかけひきに巻き込まれたくないからもうそれなら自分がとっちゃえばいいじゃん」て思っちゃって。入院をとらなかった時の「あいつは逃げる」「あいつは業務が遅いから入院がとれない奴」みたいなレッテルを貼られるのが嫌だったんだと思います。

びび

とにかくこういったことでの消耗がほんとに多かった。
業務がきっちり決まってて自分はこれをやれば終わりみたいな仕事だったらいいんだけどね。

はぴこ

びび

病棟のようにスタッフが多く、多職種と関わりながら仕事をする場だとそうもいかないからね…

人に頼むのもほんとにできなかった。

自分ができるなら自分がやればいいと思ってしまうから。ここでも同じような思考が出てしまって、「なんでそんなのも自分でやれないの?」「やらないの?」と思われるのが嫌なんですよね。だから自分でやろうとする。

こういうのもきちんと言える人っていうのはほんと羨ましかったです。人を使うのもスキルだと思うんですけどね、でもスキル云々の前に相手の心情や自分への評価をすぐに気にしてしまう。結局向いてないんですよ。

 

「そんなの気にしなきゃいいじゃん」

はい、その通りです。

以前、「鈍感力」って本が流行りましたがほんとにこれは大事だと思ってて、とにかくスルースキルを持ってないと看護の世界は渡っていけないと確信しました。

でも僕はそのスキルを持ち合わせておらず自分を変えることもできなかったので環境を変えました。どこへ行っても人と関わらずに仕事をすることはできませんが、今働いている訪問看護はわりと気持ちが楽ではあります。

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訪問にでたら一人でいる時間も多いし、自分のペースでまわれるからね。

はぴこ

びび

必然的にそういう職場を選ぶんだろうね。

もともとは訪問看護を経営したいと思って飛び込んだ在宅の世界ですが、違う意味でも助けてもらうことになったこの職との出会いはほんとに救いでした。

そんなこんなで看護職に向いてないと感じる1つの原因として“人と関わるのがとにかくストレス!”というのが挙げられるわけです。

びび

自分でいうのもあれなんですけどわりと繊細なんですよねw

「看護師」ではなく「看護職」に向いてないと思う理由2

それともう一つ原因が…

それは“女性社会を生き抜く力が弱い”ということです。

男である僕が“女性社会”なんてフレーズを使ってしまうと差別的な見方をしていると思われてしまうかもしれませんが、やはり女性が多い看護の世界はけっこう特殊な気がします…

びび

ナースマンなら言いたい事わかってくれるよね?ね?

女性でも僕の言わんとしていることはわかっていただけると思うんですよね。ここを生き抜く力っていうのは看護師としての知識やスキルよりはるかに重要だと思うんです。

世間一般では看護師は白衣の天使なんて呼ばれていますが、医療従事者の中では看護師は「きつい」「強い」が常識です。こんな戦況の中を駆け抜けていくにはそれなりの術とタフさがないと無理でしょう。

ですがこういった白衣の戦士は鬼畜な医療現場が生みだした悲しい産物だと僕は思ってます。

びび

決して一線で頑張っている看護師をディスってるわけではありませんよっ汗
ほんと強くないと生き残れないような環境なのよね…

はぴこ

なので“弱きものは淘汰される”と言ったら言い過ぎかもしれませんが、ある程度のたくましさを持ち合わせている看護師でないと生き残ってはいけない。そういう考えでいくと自分は生き残れなかったということになるのかなと。


ちょっと話が脱線してしまいましたが結局そういった厳しい環境の中を生き抜くためのバイタリティを持てなかったんですよね。今の医療現場の環境が近い将来変わるわけでもないのでその環境を生き抜くための戦士の養成はまだ続くと思います。

そういった過程で生み出された戦士たちの中で僕みたいな鼻くそは到底渡り合っていけません。そういうわけで僕は看護師に向いていないと確信したわけです。

「看護師に向いてない」の答えはこれです。

「看護師に向いてない」の答えはこれです。の画像

 

じゃあさ、結局向いてないってことは辞めるってことなの?

はぴこ

びび

“向いてる・向いてない”って話と“やる・やらない”はまた違うんだよね。

仕事はお金のためと割り切って働いている人もたくさんいるし働く目的というのは人それぞれなので、向き不向きは関係なく本人がやるかやらないかだと思います。

びび

それにそもそも僕は看護は好きだし、どっちかというと看護師には向いていると思っています!

たぶんこういう感覚の人って多いと思うんですよ。

理想
  • 人のために何かしたい
  • 患者さんの喜ぶ顔がみたい
  • 命を救いたい
現実
  • 環境が合わない
  • 人間関係がつらい
  • 仕事がきつい

みたいな。

そういう皆さんは僕と同じで看護師に向いてないのではなく、看護職に向いてないだけなんだと思います。だけど多くの人が勘違いしてしまうんですよ、「私は看護師に向いていないんだ」って。

これ大事なんでもう一度言います。皆さんは

看護師に向いていないのではなく、看護職もしくは今いる環境に向いてないだけ

です!

「訪問看護がなんとなく自分に合ってるかなぁ」って思ってる僕のように、必ず皆さんにも肌に合う職場っていうのがあって自分がやりたい看護を提供できる場所があると思うんです。

ただそれがどこにあるのかどうやって見つけたらいいのか知らないだけなんですよ。

 

看護師として働く職場は病院だけではありません。なので「自分は看護師に向いていないんだ」と決めつけず色々知るところから始めてもらいたいなぁと思います。

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僕は転職や派遣でわりと色んな職場を見ているほうだと思いますが、それでも経験できていない職場はまだまだたくさんあるし、看護師という資格を使ってやれることって皆さんが思っている以上にたくさんあります。

記事の中でもご紹介していますが、僕が今書いているブログもしっかり取り組めば収益化のできるビジネスモデルで、こういったブログのように看護の経験を活かしながら看護をしないで行う仕事なんかもあるわけです。

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びび

僕が経験したことであれば皆さんにアドバイスできることもあるかもしれないので、もし何か聴いてみたいということがあれば下記の連絡ツールから連絡していただければと思います!
気軽に連絡してください♪

はぴこ

連絡ツール
ツイッター@nursemanvivi

ブログ内のお問合わせフォームは こちら

終わりに

僕は看護は好きだし向いていると思ってます。だけどそれを生業とする看護師という仕事は残念ながら向いてはいないようです。

びび

そんな僕ではありますが諦めているわけではありません!

自分が看護師として生き残る方法を必死に模索しながら日々奮闘中です。そういった僕の軌跡を残して、同じように悩んでいる人の道しるべにしたいのがこのブログsupernurseman.comです。

僕はこれからも看護師という資格の多様性を追求していきたいと思っていますし、こんな働き方もあるんだぁっていうことを自分自身の人生をかけて発信していきたいと思っています。

ですので皆さんも迷った時にはこのブログのことを思いだして時々覗いていただけたら嬉しいです。もしこのブログが閉鎖もしくは更新されていなかったら「びびは看護業界の闇に飲まれたんだ」と思ってくださいw

びび

そうならないように絶対成り上がってやるぞー!!

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