看護実習において教員や指導者との関わりというのは非常に重要な役割を担っています。
なぜなら実習の評価は〇✖がはっきりしている紙面のテスト等とは違って、教員と指導者の匙加減で白にも黒にもできてしまうからです。
意図的に「黒っ!」と評価をする指導者はいないと思いますが、先ほども書いたように看護には「これっ!」という答えがないため評価の際に教員・指導者の私情が入りやすいというのも事実です。
びび
はぴこ
皆さんの評価が合格・不合格のボーダーラインに乗った時、どちらに転ぶかは神(教員・指導者)のみぞ知る!です。
その匙加減を可能なかぎり良い方向へ働かせるためのコツをこの記事でご紹介していきたいと思います。
びび
実習に臨むにあたっての前準備
まず実習に臨む心構えとして必要なものは
- 実習での目標を把握する
- 身だしなみを整える
- 敵を知る
です。1つずつ見ていきましょう!
目標の把握
各実習ではそれぞれ目標が設定されているはずです。この“目標”はテキストを見ずともスラっと口から出るくらい頭に叩き込んでおきましょう。
びび
はぴこ
身だしなみ
「髪色入れたばっかだから黒染め無理ー」
「ネイルしたいから爪切りたくなーい」
など、色々な思いはあるかと思います。
びび
僕個人としては爪は短いほうがいいと思うけど、髪色なんかは別にどんなのでもいいと思ってます。だけどそういった目立つ身だしなみに嫌悪感を持つ教員は多いと思います。
こんなところで目をつけられてたらお先真っ暗なのでここは無難な身だしなみを整えておきましょう。
敵を知る
“敵を知る”これは重要です!
実習は明日から急に「実習行くわよー」というようなことはなく、必ず計画的に行われますよね?
例えば「老年は〇〇先生が担当で指導者が病棟看護師の△△さん」というように事前にわかることが多いと思います。自分が関わる教員と指導者がわかったら徹底的にリサーチしましょう。
最優先でリサーチすることは
踏んではいけない地雷について
です!
前述していますが教員や指導者も人間です。それぞれ性格や指導方針が違います。その中で一番最初に把握しておきたいのがその人にとっての地雷です。
びび
例えば時間に厳しい教員が担当の時は遅刻は絶対にダメです!
はぴこ
言葉使いに厳しい指導者であれば、挨拶や患者さんとの会話などには注意したほうがいいかもしれません。
はぴこ
このように教員・指導者によって地雷は様々なので、いち早く地雷をリサーチし対策しておくことが望ましいと思います。
はぴこ
びび
はぴこ
指導者達の特徴や地雷を把握するには先輩に聴くのが一番早いと思います。
先輩とのパイプは指導者達の特徴を把握するためだけでなく、試験の特徴とか過去問を手に入れるのにも使えるので一人二人仲のいい先輩がいると重宝します!
実習本番での心構え
さて、準備が整ったら実際に実習に臨むわけですが事前準備が結構大事で、準備さえ整えばあとは全力で駆け抜けるのみだと思います。
ですが一つだけ。
こんなこと一生懸命頑張ってる学生さんに言うことではないと思うのですがあえて言います。
それは
実習ではとにかく穏便にコトが進むよう最善を尽くす!
です。
これは例え意に反することがあったとしてもです。
びび
皆さんも学生さんとはいえ自身の看護観てありますよね。
実習ではその看護観が教員・指導者と合わず意見が食い違うこともあるでしょう。本来であれば意見をぶつけ合い、より良いケアを模索していくことが望ましいと思います。
ですが僕個人としては「今は長いものには巻かれろ」と言いたい。
“今は”です。
意見をぶつけても受け止めて議論してくれる教員・指導者もたくさんいると思います。ですがそうでなかった場合こじれると厄介です。
そのリスクを冒すのであれば今は指導者達の意見を汲んで、ありがたき指導として受け止めておいたほうが無難かなと。言い方は悪いですが皆さんの単位は指導者達に握られています。そのことを肝に銘じておく必要があります。
「そんなことしたくない」
「本意じゃない」
という方も当然いると思います。もちろん気持ちはわかります。
ですが皆さんの目標はこの実習で自己満な看護をすることではなく、この実習を落とさないことであり最終的にはきちんと単位を習得し国家試験に受かることです。
だからこんなところでつまづいてる場合じゃないんです。“単位を落とさないための施策”をきちんと取り、したたかに進めていってほしいなぁと僕は思います。
びび
はぴこ
終わりに
以上で僕が考える【看護実習における教員・指導者対策】は終わりです。
なんでこのような記事を書いたかというと、僕の知り合いの学生が教員からだいぶ厳しい指導を受けた経緯があり、そのこともあって記事にしておこうと思ったことがきっかけです。
その学生の経緯を一部ご紹介します。
学生Aは授業態度は悪かったようで教員からも度々指導を受けていた。
ある年、試験で単位がとれず留年。
辞めることも考えたが一年休学した後、復帰することを決意。復帰した後は心を入れ替え頑張るが復帰した後も休学前の態度などを度々ひき合いに出され肩身の狭い思いをした。
教員や指導者が皆このような人であるとは限りません。むしろ稀なことでしょう。そう信じたいです。
ですがやはり“ひと”。
私情や感情はどうしても入ってしまうと思います。そんな中でも毅然とやり過ごせるスキルを皆さんには身につけてほしいと思っています。
びび
はぴこ
ここで書いた内容ははっきり言って難しいことは1つもありません。
皆さんがしっかりと実習に臨む準備をし、教員・指導者に“教えていただく”という敬意をもって臨むことができれば何も恐れることはないと思います。
ぜひ実習を乗り越え、看護師として一緒に働けることを楽しみにしておりますっ♪
はぴこ