看護師として働くなら常勤とフリーターどっちがいいのか。今回はこのテーマに関して考察していきたいと思います。
早速結論ですが、答えは常勤です。理由は
- 厚生年金の方が国民年金より圧倒的に受給金額が多い
- 退職金がある
の2点です。
ただですね、人によっては「この2点だけ?なら気楽なフリーターの方がいいやん」と思う方もいるんじゃないかなぁと思います。
びび
そうなんですよ。
上記の2点て確かに大きなメリットではあるんですが、僕みたいに職を転々としている看護師にとってはもう退職金とか期待できないし、年金はどう考えても厚生年金のほうがいいんですが、ある程度貯蓄できそうなら国民年金でもいいのかぁとか思ったり…
ということで常勤とフリーターならどっちのほうが働きやすいのかということを両方経験している僕が考察してきたいと思います!
看護師が常勤で働くことのメリット
僕が考える常勤のメリットは冒頭でお話した
- 厚生年金の方が国民年金より圧倒的に受給金額が多い
- 退職金がある
の2点です。
年金は圧倒的に厚生年金が優位
まず年金に関してですが、やはり厚生年金の恩恵は大きいんですよね。平成29年度の各年金受給額を比較してみると国民年金は平均55000円、厚生年金は平均147000円となっています。
びび
はぴこ
これは老後収入のなくなる可能性の高い人たちにとって非常に大きな差となるでしょう。もちろん厚生年金のほうが納める金額も大きいんですが、厚生年金は半分を会社が支払ってくれているというのも有難い点なんですよね。
ですので常勤として働き、厚生年金を納めることの恩恵は非常に大きいと言えるわけです。
退職金について
次に退職金に関してですが、これは説明するまでもなく非常勤職員やパート職員では退職金が出ないことがほとんどだと思うので、退職時に退職金があるというのは常勤で働くことのメリットと言えるでしょう。
フリーター看護師のメリット
ここからはフリーター看護師のメリットについてまとめていきたいと思います。僕自身もフリーター看護師でして、今は週3日訪問看護で働いて、残りの4日は派遣入れたりアフィリエイト等行い収入を得ています。
フリーター看護師の一番のメリットは気楽さ
フリーターに転身して一番良かったと思うことは「気が楽!」ということです。
皆さんもご存知の通り、看護師という仕事はめちゃくちゃストレス溜まるじゃないですか。正直、週5でやってたら僕のノミのような心臓では体がもちません…
はぴこ
びび
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僕は看護師として働くのは週3日くらいがちょうどいいかなぁと思っていて、実際にそれを実行してみてやっぱり精神的にはだいぶ楽になりました。週5日働いて溜まったストレスを残りの2日で発散することはなかなか難しかったんですが、週3日勤務であればオツボネ―ゼとの接触でクソいらついたとしても残りの4日でなんとか気持ちをすっきりさせることができるんですよね!
はぴこ
僕はブログなどに広告を載せて収益を得るアフィリエイトという仕事も行っていますが、週3日の看護師業務に「疲れたー」と思えばあとの4日は看護とは関係のないブログを書いて気持ちをリフレッシュさせたりすることができますし、働きたくなければ4日間まるまる休むこともできます。
また、いつもと違う仕事をしてみたいなぁと思うこともあるので、そんな時は日雇いの草むしりバイトをしてみたり、とにかく体調や気分によってスケジュールをカスタムしやすいのがありがたいですね。
びび
ただ個人事業は収入が安定しません。特に僕みたいな3流ブロガーではいわゆるブログ飯のような生活は程遠いので、「今月は稼ぎたい!」と思うような月もあるんですよね。
そういう場合は空いている日に派遣の仕事をいれて集中的に稼ぐということもできます。看護師の派遣は時給が2000円以上のことも多く、場合によっては2500円という案件もあったりします。フリーター看護師として働く場合にはとても相性のいい働き方です。
年収は常勤並みに稼ぐことも可能
ここで気になるのが収入面だと思います。
非常勤の場合、賞与がでる職場はそうそうないと思うので、賞与なしでどこまで常勤の年収まで近づけることができるかというところが問題だと思いますが、この辺も特に問題ありません。
以前に「看護師の平均年収は464万円!資格・性別・職場ごとの年収を超まとめ」という記事を書きましたが、この数字を指標に看護師の常勤の年収を464万円とします。
僕が週3で勤務している訪問看護の給料が月約23万で、そこに週2日、時給2100円の派遣を入れたとします。そうすると派遣での月給が2100円×8時間×9日=151200円ですよね?この151200円と230000円を足すと381200円で、年収で考えると381200円×12カ月=4574400円となり、賞与がなくてもほぼ常勤看護師の年収に近づけることができます。
はぴこ
びび
先ほどもお話しましたが、そこをカスタムできるのがフリーターのメリットで、体を休めたいと思えば収入は減るけどしっかり休むことはできるし、賞与はないけど常勤並みに稼ぎたいと思えばそれも可能だということがわかっていただければよいかと思います。
フリーターは副業ができるのもメリットで、僕のように空き時間でブログを書いている場合はそちらの収入も入ってきます。仮に月のブログ収益が10万円あるとしたら派遣看護師として働くのは月2~3回で年収464万円に近づく計算になります。
はぴこ
結局、常勤とフリーターどっちがいいの?
「じゃあ結局常勤とフリーターどっちがいいの?」って話なんですが、これは皆さんの経歴とかパーソナリティによって変わってくるかぁと思っています。
基本は常勤がいいと思います。しかもできれば同じところで長く働き続ける方がよりいいです。理由は退職金です。退職金は勤続年数で変わってくると思うので、同じ職場で働き続けられるのであれば、それが一番かなと思います。
びび
僕みたいにアラフォーになっても転々としているような人は退職金もさほど見込めないと思うので、フリーターでもいいのかなと思います。もちろん40歳からでもしっかり同じところで働けば定年まで20年ありますのでそれもありだとは思いますが。
それとフリーターで働く場合には注意点が2つあります。
注意点1:収入に関して
先ほど年収では常勤に見劣りしない金額を稼げるとを書きましたが、冒頭でお話した年金受給額は国民年金と厚生年金で約3倍の差があるため、フリーターで働く場合はその辺も考慮してある程度貯蓄をしておく必要があります。退職金もありませんからね。
注意点2:マメじゃない人は向かないかも?
僕のように色んな仕事をやってみたい人にとってフリータースタイルはとても相性のいい働き方なんですが、メリットであるはずのスケジューリングカスタムが人によってはデメリットになる可能性もあるかなぁと。
結局、仕事を入れたり休んだりということをマメにやる場合は自分で調整しなければならないので、そういった調整がめんどくさく感じる人にとってはこのスタイルは向かない可能性があります。常勤として1ヵ所で働いて決められたシフトで動く方が楽と感じる人もいると思うので、皆さんはどちらのスタイルが向いているかを考えたうえで決める必要があると思います。
まとめ
最後に今まで書いたことを簡単にまとめます!
- 基本は常勤勤務がおすすめ
- フリーターは気が楽!
- 賞与はなくても常勤並みに稼ぐことは出来る
- フリーターの場合、老後の蓄えは必要
- フリータースタイルと派遣看護師は相性抜群
僕のようにコロコロ転職している人はそうそういないと思うので、とりあえず今の職場に不満がなければ出来るだけ続けることをおすすめします。
もし何かのきっかけで退職するようなことがあればフリータースタイルも検討してみてはいかかでしょうか♪
びび