僕は現在訪問看護師として働いています。
訪問看護ってその名の通り「訪問して看護を提供する」わけなんですが、1つの特徴として完全なるアウェイということがあげられると思います。病棟勤務(ホーム)のように「あっ採血失敗しちゃった、ステーションに物品取りにいこう」とはなかなかできません。
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そんなわけでステーションに帰ってこれない場合はそれなりの持ち物・服装を準備しておく必要があるわけですね!この記事では僕が普段、訪問看護で持ち歩いている持ち物や、どんな服装で訪問しているかを画像と共にご紹介してみたいと思います。
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訪問看護で持ち歩いている持ち物・アイテム
訪問看護では身体に身に着けているアイテムと訪問バッグに入れて持ち歩いている持ち物があります。それぞれをご紹介していきますね!
身に着けているアイテム
身体に身に着けている&ポケットにいれているアイテムが
- 身分証明書
- 腕時計
- ボールペン
- ハサミ
- ディスポグローブ
- 車のカギ
- スマホ
です。ひとつずつ説明していきます!
身分証
身分証は携帯を義務付けられているものですが、あまり首からぶら下げている訪問看護師は見かけないですね。実際はケアの邪魔になったりしますから。
ただ必ず持ち歩くようにはしています。
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腕時計
訪問看護では訪問する時間が決まっていますし移動時間なんかも考慮しながら動く必要があるため時間というのはしばしばチェックします。そのため時計というのは必須アイテムです。
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僕は昔からGショックを着用しています。
汚れても丸洗いできるところが好きです!
「Gショックのこのモデルじゃなきゃだめ!」ということはなく何でもいいんですけどあまりゴツゴツしたのは好きじゃないので今のモデルが気に入っています。
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病院勤務の時は「腕時計はケアの時に患者さんを傷つける可能性がある、また不潔になりやすい」という理由で着用不可だったのですが今はつけてます。
といってもやはりケアの時は腕にはつけず、だいたいエプロンの首の紐のところにぶらさげていることが多いです。利用者さんと密接に関わる時はそれも外しています。
とりあえず時間をすぐに確認できる位置にあればいいかなという感じです。
ボールペン・ハサミ・ディスポグローブ
この3つはユニフォームの上着に身に着けているアイテムです。
ボールペン
ボールペンは記録だったりメモ用ですね。病院勤務時は温度版をつけるために3色ボールペンを必ず持ち歩いていましたが、今は赤とか青は特に使わないので単色のボールペンを使用しています。
ボールペンは左の胸ポケットに2本入れてます。
ハサミ
次にハサミですが、これもよく使うアイテムですね!
何かと「切る!」という作業があります。僕が使っているハサミは安全面とか紛失防止を考えてストラップつきのものです。
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看護師の皆さんなら知ってると思いますが点滴ボトルはマイハサミで切らない方がいいですよ。ものによってはベタベタして切れ味が悪くなってしまうことがあります。
ハサミを長く使うコツは「切るものを選ぶ」ですね!ハサミは右ポケットに常備しています。
ディスポグローブ
最後にディスポグローブですが、これも結構使いますよね。結構というか必ず使います。なので左ポケットにいつもごっそりいれて持ち歩いてます。
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車のカギ・スマホ・財布
次にズボンに入れている物ですが、右ポケットには車のカギを入れています。バッグに入れても訪問は30分から1時間半で終わることがほとんどなので、すぐに取り出せるように僕はポケットに入れてますね。
で左ポケットがスマホです。
これもわりと使いますね。道が混んでて訪問時間に遅れそうな時に連絡したり、結構使うのが計算機機能です。
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あとはお財布ですかね!運転免許とお金をいれて持ち歩いてます。普段使っている財布とは分けていて、お金も最低限していれてません。ガソリン代に数千円と飲み物代に小銭を少々といった感じです。
身体に身に着けているものはこれくらいかなと思います。次は訪問バッグにいれて持ち歩いているアイテムをご紹介してみたいと思います。
訪問バッグに入れている持ち物
訪問バッグの中身は
- バイタル測定セット
- 訪問看護記録・メモ帳
- 乾電池
- 処置用アイテム
- 手指用消毒液
- 携帯用スリッパ
- タオル
などです。僕はあまり詰め込んでない方だと思います。他のスタッフはもっといろいろ持ってますねw僕は最低限の持ち物ですが今のところこれで困ったことは特にありません。
もちろんバルーン交換の時は交換に必要なものを持って行ったり、DIVのオーダーがある時はボトルや針を持っていきますが、通常の訪問であれば上記のものになります。
バイタル測定セット
バイタル測定セットは
- 体温計
- 血圧計2つ
- 聴診器
- パルスオキシメーター
です。これがなきゃ始まらないですよね!看護師にとって最重要な商売道具です。
モノは特にこだわってませんが体温計は測定時間の早いものを選んでいます。オムロンのけんおんくんは結構早い!
血圧計はアネロイド血圧計と手首で測定する電子血圧計の2つを持ち歩いてます。状況により使い分けてる感じです。
聴診器は昔から使ってるリットマンのステートです。おすすめはクラシックⅢです!
≪おすすめポイント≫
- サスペンデッドダイアフラム
聴診器を当てる強さによって高周波音と低周波音を聴き分けることができます。- シングルチューブバイノーラル
周囲の音を遮断するシングルチューブを使用。- ソフトシーリングイアーチップ
ソフトシーリングは音漏れを防ぎ、周囲の雑音から守ってくれます。フィット感がよく装着感もソフト。
リットマンの聴診器に関してはこちらで詳しく解説しています!
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訪問看護記録・メモ帳・乾電池
訪問看護では訪問看護記録を書いて事業所に保管しなければならないのと、利用者さんにも控えを渡すため訪問時に記録を書き、控えを置いてくるようにしています。そのため常に記録用紙は持ち歩いています。
メモ帳はその名の通りメモ用ですね!
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乾電池は自動血圧計やパルスオキシメーター用ですね、電池がないと測定できないので常に予備を準備しています。
処置用アイテム・手指用消毒液
処置用のアイテムは
- ドレッシング剤
- テープ
- ガーゼ
- 包帯
- 絆創膏
- 爪切り
- ヤスリ
- アルコール綿 etc…
などを持ち歩いています。
基本的に衛生材料や爪切りなどは利用者に用意していただき使わせていただきますが、想定していなかった事態が起き、処置が必要な時にはこちらで準備しているものを使用したりします。
僕はこんな感じに100円ショップで買ったケースに入れて持ち歩いてます。
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携帯用スリッパ
基本的に利用者の家では何も履かない主義なんですが、やはり家によっては履いた方がよさそうなお宅もあり携帯用スリッパを持ち歩いています。
靴下も予備は何個か持ち歩いてますね、何があるかわからないので!
タオル
タオルは手拭き用ですね。
訪問の最後に洗面台をお借りして手を洗いますがその時に手を拭くためのものです。
バッグに入れて持ち歩いているのはこれくらいかなと思います。
あと仕事には関係ありませんが毎日水筒を持って行ってます。お金節約のために。
お気に入りのリラックマの水筒です♪だいたい午前中には飲み終わっちゃうので結局コンビニでペットボトル買うんですけどね。でも少しでも節約のためにと思って持って行ってます!
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訪問看護での服装
ステーションによって服装(ユニフォーム)が決まっているところもあると思いますが、僕が働いているところは自由なので自分の好きな服装をしています。
僕はスクラブが楽なのでいくつかバリエーションを用意して着まわしてます。
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夏はこれでいいんですけど冬は寒いんですよね。移動中の車や利用者さんの家は暖かいですが外に必ず出なければならないのでその時は対策してないとほんと寒いです。
というわけで冬になるとスクラブの下にヒートテックを着ます。
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基本はこんな感じです!あとは必要に応じてエプロンを着用するくらいかなと思います。
履物はクロックスです。
こんな感じのサンダルですね!上記の商品は僕が履いてるのとは違いますが参考になればと。
訪問看護の場合、利用者さんの家と外の往復なので脱ぎやすい履物がやっぱりいいです。だけどこれには欠点があって雨の日に弱いんですよね。靴下濡れるので。
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服装はこんなところだと思います。
終わりに
訪問看護での持ち物や服装は以上となります。
利用する車が個々で決まっているようであれば車に色々積み込んじゃうっていうのも1つの手段かなと思います。
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訪問看護では出発したら物品を取りに帰れないため必要なものは忘れず持ち歩くということは大事なんですけど、あまりごちゃごちゃ持ち歩いててもかさばるだけかなと個人的には思います。必要なものを必要なだけ持ち歩くことが大切かなと思いますね!
それと結構あるのが利用者さんの家に体温計とかを置いてきてしまうという例。物品によっては利用者さんに危険がおよぶ場合もあるので気を付けたいですよね。
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